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チャート機能を使い倒すコツ③

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山中康司プロフィール画像

9月3日にFXTF協賛の一大イベント「FXトレーダーフェスタ」(こちらも頭文字がFXTF!)が秋葉原UDXで開催されました。私も講師の一人として、MT4の魅力をお伝えしましたが、内容はこちらのブログでも適宜書いている「チャート機能を使い倒すコツ」に関連するものでした。参加された方は申込サイトから当日の資料がダウンロードできるようになっています。

テーマの後半は8月8日の当ブログで扱ったフィボナッチ・リトレースメントとフィボナッチ・エクスパンションにレートを表示する方法をお伝えしたのですが、今回のブログでは前半で扱ったテーマの一部を紹介しつつ、さらに発展した使い方まで進めることとしましょう。

テクニカル指標のパラメータ

MT4では一般的なチャートツールに比べると、テクニカル指標のパラメータをかなり変更することが可能です。一例として移動平均線のプロパティをご覧ください。

20170905_1_画像

上のパラメータでは、5期間の終値単純移動平均線を青色で表示しているケースですが、期間とスタイル(線の色、線種、太さ)は見てわかりますが、他の部分は多少説明が必要だと思います。

上から見て行くと表示移動は、一目均衡表の先行スパンや遅行スパンのように表示位置を先行、遅行する期間を指定します。通常は「0」です。次に移動平均の種別は、プルダウンメニューを開くと4つの種類が選択できるようになっています。

Simple」=「単純移動平均」
Exponential」=「指数平滑移動平均」
Smoothed」=「係数を変えた指数平滑移動平均」
Linear Weighted」=「加重移動平均」

通常は「Simple」、「Exponential」、「Linear Weighted」の3つを使い、特殊な用途のみ「Smoothed」も使うといった感じでしょうか。個人的には係数が違うだけなので、積極的に利用する理由はあまり無いと感じています。

パラメータの中でもっとも注目すべきは「適用価格」です。このプルダウンメニューを開くと以下のような価格を選ぶことができます。

20170905_2_画像

 

「Close」は一般的に利用される「終値」ですが、他にも4本値として「Open」=「始値」、「High」=「高値」、「Low」=「安値」をすべて利用可能ですし、加工した価格として「Median」=「中値」、「Typical」=「ピボットレート」、「Weighted」=「終値にウェイトを置いたピボットレート」を利用することが可能です。

さらに「Previous Indicator’s Data」というのは直前に表示したテクニカル指標の値を使い、「First Indicator’s Data」というのは最初に表示したテクニカ利指標の値を使います。両者をうまく使うことでかなり面白い移動平均を出すことが可能ですが、通常は直前に表示したテクニカル指標の値だけで十分です。

Close」=「終値」
Open」=「始値」
High」=「高値」
Low」=「安値」
Median」=「中値」
Typical」=「ピボットレート」
Weighted」=「終値にウェイトを置いたピボットレート」
Previous Indicator’s Data」=「直前に表示したテクニカル指標の値」
First Indicator’s Data」=「最初に表示したテクニカ利指標の値」

今回はセミナーでも紹介した「始値」の利用と、当ブログの読者の皆さん向けに「Previous Indicator’s Data」の利用について紹介することとします。

始値移動平均線の意義

まずは、以下のチャートをご覧ください。

20170905_3_画像

このチャートはEURUSD日足に5日単純終値移動平均線(青)5日単純始値移動平均線(赤)を表示したものです。2本の移動平均線というと、短期と長期の2本の組み合わせが一般的ですが、ここでは同種同期間の移動平均線をひとつは終値、もうひとつは始値で計算させています。

見方は単純で終値移動平均線(青)が短期線の役目始値移動平均線(赤)が長期線の役目を担っていて、それぞれのゴールデンクロス、デッドクロスと移動平均線の位置関係でトレンドの変化と継続を見ます。一般的な見方と同じですね。

これはローソク足で、5連続陽線とか5連続陰線をイメージしていただくとわかりやすいと思いますが、陽線が続く場合は、終値移動平均線(青)>始値移動平均線(赤)【青が上】となりますし、陰線が続く場合は終値移動平均線(青)<始値移動平均線(赤)【赤が上】となります。ローソク足では陽線と陰線がミックスして出てきますが、このように移動平均で均してあげることで見やすくなります。

この線はそもそも平均足の陰陽を移動平均線で代用することから始めたものです。平均足はトレンドの変化と継続は見やすいものの、ローソク足自体の形が変化し更にはレンジが実際のレンジとして表示されないというデメリットがあるため、通常のローソク足で判断しつつ平均足の陰陽を参考にしたいといった場合に代用以上の使い勝手を提供してくれます。是非お試しいただければと思います。

Previous Indicator’s Dataの利用

次にPrevious Indicator’s Dataを使ってみましょう。

先ほどのチャートに3期間RSIを表示してみます。そしてその3期間RSIの上にナビゲーターウィンドウからMoving Averageをドラッグ&ドロップし、その時に適用価格を「Previous Indicator’s Data」としてみてください。期間はこちらも3期間としました。

すると以下のようなチャートが表示されるはずです。

20170905_4_画像

3期間といった振れの大きなRSIに対して、3期間の移動平均を表示することで期間の長いRSIと同じようなRSIとなっていることがわかります。

最初から期間が長いRSIを使えばいいという考え方もありますが、RSIの期間とその移動平均の期間との組み合わせを考えると、通常のRSIに比べよりバリエーションに富んだテクニカル指標として表示することが可能です。

この指標の指標(Indicator of an Indicator)の代表にMACDがありますが、MACDは短期移動平均と長期移動平均の差、シグナルはその移動平均です。ストキャスティクスでもSlow%Dは%Dの移動平均と、多くのテクニカル指標において移動平均の考え方は内在されているものです。是非皆さんもオリジナルのテクニカル指標を作成してみてください。

なお、色の固定については説明したことがあると思いますが、私は短期から長期に向かって常に同じ色の順番を使っています。色を固定することで見誤ることが無くなりますので、色の組み合わせは自由ですが習慣にすることをおすすめします。

 

◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。

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【はじめてのMT4】①チャート画面の取り扱い

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FXTF MT4の初心者向け動画を作成しました。今回の動画では、
MT4をインストールしたらまずは知っておきたいポイントを簡単に解説しています。

ポイントは「MT4の操作はなんでも右クリック」です。
 
①インストール後の画面
825MT41
・FXTF MT4は最初からインジケーターが搭載されています。

 
②チャート上の右クリックで出来ること
MT4プロパティ右クリック2
右クリックで操作できることがすべて表示されています。

 
③トレード内容は「ターミナル」
825MT43
トレード状況は「ターミナル」ウインドウを見ます。もしこの欄を消している場合は
MT4左上「表示(V)」➡ターミナルで再表示してください。

初期画面ではタブが「メールボックス」になっています。左端の「取引」に変更

 
④銘柄が表示されない場合
825MT44
気配値表示のウインドウ枠を広げてください。
銘柄上で右クリック➡「すべて表示」銘柄が全部出てきます。

 
⑤インジケーターの導入方法
825MT45
「ナビゲーター」➡好きなインジケーターを選択➡ドラッグ&ドロップで
チャート上に引っ張るだけ
「表示中のインジケーター(L)」➡インジケーターを選択➡削除
トレードパネルの表示・非表示は(▲▼)を押すだけ

 
⑥チャートの大きくそしてウインドウの整列
MT4プロパティウインドウの整列1
チャート右上の四角を押す➡最大化します。
ウインドウの整列「赤マル」でチャートがきれいに整列します。

 
⑦チャートの色をカスタマイズ
825MT47
右クリック➡プロパティ➡好きな色にカスタマイズします。

 
⑧かんたん!定型チャートの導入方法
825MT48
<例:ボリ平ドラゴン式>
・右クリック➡定型チャート➡borihei_dragonを選択

 
⑨ボリ平ドラゴン式インジケーター導入
825MT49
2バージョンあります。
・黒背景➡borihei_dragon
・白背景➡borihei_dragon_white

 
⑩カスタマイズしたチャートを保存したい
825MT410
「ファイル」➡「チャートの組表示」➡「名前を付けて保存」

 
⑪これで完成!
825MT411

ここまでの流れを確認し、動画をチェックすればすぐに実践で使えると思います。
 

■YouTubed動画【前編】はじめてのMT4 チャート画面の取り扱い

チャート機能を使い倒すコツ④

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前回は移動平均線を例にパラメータの設定について見ましたが、このパラメータはメインチャート部分に表示するテクニカル指標とサブチャートとして表示するテクニカル指標では内容が異なります。今回はサブチャートに表示するテクニカル指標の代表としてRSIを例にサブチャートのパラメータを見ながら、気づかないと間違える落とし穴について説明しましょう。

RSIのパラメータ

まず、ユーロドル日足に14期間のRSIを表示したチャートをご覧ください。

そして、以下がこのRSIのパラメータです。

あえて、下限設定と上限設定を外していますが、今日の落とし穴はこれです。

先ほどのチャートを見ると、RSIはサブチャートの上下いっぱいに動いているかに見えますが、実際はグレー表示されている通り、下限が47.3627、上限が76.262です。通常の下限0、上限100の場合は以下のようなRSIになります。

まったく別の指標を見ているかのようですが売られすぎどころか50以下にもほとんど行っていないことがわかります。

パラメータでは以下の赤枠で囲った部分のようにします。

そして、ここからが落とし穴の話ですが、MT4では複数の同一指標を同じサブチャートに表示することが可能です。例えばRSI14期間とRSI3期間を重ねて表示させると以下のようになります。


このチャートでは3期間のRSIをピンクで表示していますが、この3期間RSIでも下限と上限を上記の設定で揃えているので正しく表示されています。

もし、下限と上限を設定しない自動フィット状態だとどうなるでしょうか。

このように、それぞれが自動フィットのスケールを取るために全く意味のないテクニカル指標になってしまうのです。

今回は違いを際立たせるためにあえて極端に出る例を持ちましたが、微妙な違いだと気づかないこともあります。同じサブチャートに同一のテクニカル指標を出す時には、必ず下限と上限をそれぞれの指標で揃えること(0と100とは限りません)、これは常に意識しておくべき重要な落とし穴と言えるでしょう。

 

◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。

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【はじめてのバイトレ】①クイックデモ口座の使い方動画

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FXTFのバイナリーオプション口座【バイトレ】の初心者向け動画を作成しました。
まずは、登録不要!どなたでも(FXTFに口座をお持ちでない方も)すぐにトレードの練習ができる100万円のデモ資金つき「クイックデモ」の使い方についてご紹介。

①まずはFXTFのHPへFXトレード・フィナンシャルHP

②バイトレへの行き方2パターン

③バイトレページ➡クイックデモへ

④すぐに「クイックデモ」が起動します

登録不要なのでユーザー名は「ゲスト」です。そして口座を見るとデモ資金「100万円」が口座に入っています。

ここまでの簡単な流れをYoutube動画で解説しています。バイトレ初心者の方はぜひご覧ください。↓↓↓

かんたんプログラミング(1)

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今回から何回かにわたって「かんたんプログラミング」と題して、エクセル関数程度の知識がある人が自分でカスタム指標を作ることを目標にMT4のプログラミング入門について書いていくことにします。

かんたんプログラミング開講

これは、先月初めに質問掲示板(*)に、メジャーなカスタム指標のひとつであるHiLoBand(ドンチャン・ブレークアウト)が、いつの間にかMT4のバージョンアップとともに使えなくなっていて困っているとの問い合わせがあった時のことです。動作しないことは確認できたのですが、動作する指標を探すより自分で作ってしまった方が早いと思って、私自身が日頃使っているカスタム指標テンプレートでHiLoBandを作成したという経緯があります。このテンプレートを使えば、エクセル関数程度の知識がある人ならば、ちょっとしたカスタム指標は自分で作れるようになるはずです。

(*)山中康司のセミナーサポート掲示板 http://seminar-support.bbs.fc2.com

なお、メタエディタの使い方がわからないといったレベルまで対象に含めると収拾がつかなくなりますし、学習用途での提供となりますのでこのシリーズの対象者としては以下のレベルを想定しています。

  1. MQ4(ソース)ファイルをEX4(実行)ファイルにする方法、つまり基本的なメタエディタの使い方はわかっている。

  2. エクセル関数程度の式の表示方法は理解できる。
    例: y=(a+b)/2  yはaとbのミッドレート

  3. 自身で改変したカスタム指標が動かない場合に、ネットや書籍で自分で調べる努力くらいはできる

いきなり、最初にテンプレートをアップしますので、上記1.~3.までの確認として、細かいところはわからなくても良いので、ざっと目を通してみてください。このテンプレートはシフト(先行)表示が可能なHiLoBandsとなっています。このテンプレートを使って他のテクニカル指標を作成することをゴールに設定します。

カスタム指標テンプレート


色と行番号がわかるように、上の表示は画像です。MQ4(ソース)ファイルは以下のURLからzipファイルをダウンロードしてご利用ください。解凍すると、HiLoBands_mod.mq4というソースファイルが利用可能です。

http://www.ascendant.jp/mt4/HLB.zip

このカスタム指標をチャートに表示した例は以下のようになります。

今回覚えること

今回は初回なので、ごく簡単なことをひとつだけ覚えてください。

*MQ4ファイル中の色分けは目的によって分類されている。「グレー」は、ダブルスラッシュ(//)で始まる行、あるいは行の最後にダブルスラッシュ(//)が付加される部分、コメント(注釈)となっている。

つまり、「グレー」で表示されている行(部分)は、プログラム上は無視される部分ですから、わかりやすくするために、自由にコメントを付加していきましょう。今回のテンプレートでも、グレー表示で各部分が何をしているのかをコメントとして表示しています。

次回から具体的に中を上から順番に見て行くことにします。

 

◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。

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かんたんプログラミング(2)

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前回から「かんたんプログラミング」と題して、誰でもカスタム指標が作成できることをゴールとして5回程度の内容で進めています。

 

前回の復習

まず、前回の復習です。

  1. テンプレート
    今回の学習に使うテンプレート(ソースコード)は以下からダウンロードしてください。
    http://www.ascendant.jp/mt4/HLB.zip
  2. ソースコードの色
    ソースコード内で//(ダブルスラッシュ)から始まる行はコメント行でプログラム上は無視される。コメント行はグレーで表示される。

プログラム内の文字色

さて、プログラムのソースコードをメタエディタで開くと色々な色があります。前回のグレー以外に、濃紺青緑茶色ピンクの全部で9色です。

ここで青は予約語で予めプログラム内で動作が決まっていて云々などと始めたら、もうダメとなってしまうので、ここではざっくりと以下のように覚えておきましょう。

  • 青系統=濃紺  =MT4で使い方が決められている
  • 緑系統=青緑緑        =文字や数値など自分で決めるもの
  • 茶系統=茶色        =プログラム内で自分で決める変数
  • 黒系統=       =その他のプログラムコード

色によって使い方が決まっているのですが、これからサンプルを編集していく中でイメージがつかめれば十分です。いまは色によって役目が違うのだ、と覚えておいてください。

記号

(1)セミコロン

MT4のソースコードは実はC言語と呼ばれるプログラミング言語の方言です。C言語にMT4操作に関係する機能を拡張したのが、MT4で使う言語MQL(MetaQuotes Language)です。

MQLではC言語と同じく「;」(セミコロン)で行末を示します。前回のサンプルコードを見ていただくとわかりますが、ほぼ全ての行の最後に「;」が付いています。もちろん例外はありますが、それは#propertyから始まる行(カスタム指標の大枠を決める)と、一連の動作を処理するブロックのスタート部分です。こうしたブロックを関数と呼びますが、エクセルなどの関数とごっちゃにならないよう、ここでは一連の動作を処理するブロックという押さえで十分です。

セミコロンを忘れてエラーとなることは意外と多いので、これは慣れてきてもチェックすべき部分でもあります。

 

(2)カッコ

上記の一連のブロックはカッコでくくられています。これは数学と同じで、ひとくくりに小カッコ()を使い、それを更にくくる場合には中カッコ{}を使います。主に一連の動作を処理するブロックは中カッコいわゆる関数や単純な指定を行う時は小カッコという常識通りのイメージで間違いありません。

また、MT4で拡張されたもので、今回最もよく使う関数にデフォルトのテクニカル指標がありますが、これらは全て指標名の後に続くカッコ内でそのパラメータが決められています。このあたりは、次回かその次あたりに見ることにします。

#property

それでは、上から見て行きましょう。今回は1行目から23行目までです。

 

1行目から4行目までは、誰が見てもわかるように指標名と作者がコメント行(//)で示されています。6行目から8行目までは注意事項が同様にコメント行で示されていますが、通常は不要な部分です。

そして、10行目、13行目、18行目もコメント行で示されていますが、これらの3行はそれ以下の行で何をしているのかを示しているコメント行です。テンプレートなので学習用に記述しました。

それでは#propertyの行を見て行きましょう。

11行目
#property copyright “Copyright Ascendant”

#property copyright は著作権表示をカスタム指標のバージョン情報に表示する部分です。ダブルクオーテーション内の文字が表示されますので、今回の指標では以下のように表示されていることが確認できます。

 

 

 

 

 

15行目
#property indicator_chart_window

これはカスタム指標を、メインチャートにオーバーレイするか、サブチャートに分けて表示するかを指定する部分です。どちらにも対応できるように2つの行を表示してあります。今回はHiLo Bandsでメインチャートに表示しますので、メインチャートの行を有効化して、サブチャートの行をコメント行としてあります。

サブチャートに表示する指標であれば、メインチャートの行をコメント行として、サブチャートの行を有効化します。

19行目
#property indicator_buffers 3

ここでは何本の線を指標で使うのかを指定します。今回は3つの線を指標で使うため、3という数字が入っています。これを5とすれば5本の線を表示するか、あるいは表示は3本でもプログラム内で残りの2つを計算用に使っているといったこともあります。今回のシリーズでは表示する線の数を数字のところに入れると覚えてください。

20~22行目
#property indicator_color1 Red

ここでは指標内で表示する線の色を示しています。上から順にRed(赤)、Green(緑)、Blue(青)となっていますが、使える色の名前は、テクニカル指標で自分の色を使いたい場合に「色の設定」タブで出て来るカラーパレットの上にマウスを乗せると出てくる色の名前です。

線の数に合わせて#property indicator_color2 Green・・・と増やしていくことになります。

今回のまとめ

さて今回からいよいよプログラムの中を見て行く段階に入りましたが、文字の色によって役割が決まっていること、記号の概要、そして#propertyでカスタム指標の大枠を決めるところまでを見ました。

今回の内容が理解できれば必ずゴールできますので、焦らずに進めていきましょう。

◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。

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【はじめてのバイトレ】②取引画面の使い方動画

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FXTFのバイナリーオプション口座【バイトレ】の初心者向け動画第二弾です。今回はクイックデモの取引画面の使い方、どうやってトレードすればいいか?を解説しています。


取引時間帯は第2回号(9:10~11:20)ちょうど東京仲値の時間(9:55)に変動していることが分かります。

FXの知識として「東京仲値」を確認しておいて下さい。
■東京仲値とは?
東京時間の為替相場のクセの1つに「東京仲値」というものがあります。これは銀行等の金融機関で外貨を売買する時の基準となる価格のことで、平日の午前10時に発表されます。その価格が1日の基準レートとして適用されるため、10時前後の時間帯に相場が動きやすい。(9:55ごろから仲値決めで一番動きます)この東京仲値の一時的な変動を狙ったトレード法もあります。


バイナリーオプションの取引では今の価格ではなく、右側のラダーに提示されている目標レートを選び、それに対して「上か、下か?」を予測するのがポイントです。


その時に頼りになるのが「レート差」です。
現在レートと、目標レートの乖離がどのくらいあるか?が分かればどのチケットを買ったらいいか、がわかります。


↑レンジINの説明
(判定時刻にレンジの中に現在価格が入っていたら取引成功)


↑レンジOUTの説明
(判定時に、レンジの中から外れて入れば、上でも下でもOK、取引成功)


↑タッチは目標レートにタッチした時点で取引成功(ノータッチはその逆)

以上のポイントを確認し、動画をご覧ください♪
その後まずはデモ口座で練習し、コツをつかんだらライブ口座で挑戦です。

かんたんプログラミング(3)

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前々回から「かんたんプログラミング」と題して、誰でもカスタム指標が作成できることをゴールとして5回程度の内容で進めています。

 

前回の復習

まず、前回の復習を簡単にまとめます。

  1. プログラム内の文字の色
    色によって使い方が決まっている。
  2. 記号
    セミコロン(;)は行末を、カッコ(()と{})はひとくくりを示す。
  3. #property
    #propertyはカスタム指標の大枠を決める。
  4. 「かんたんプログラミング」の学習に使うテンプレート(ソースコード)は以下からダウンロードしてください。
    http://www.ascendant.jp/mt4/HLB.zip

カスタム指標表示の準備

前回はカスタム指標の大枠をどのように決めるかを見ましたが、今回はカスタム指標をどのように表示するかを決定する部分を見て行きます。ソースコードでは、25行目から59行目までとなります。

 

(1)カスタム指標のパラメータを指定

HiLoBandsの計算期間とシフト表示期間を決めています。コメントで示している通りですが、26行目がバンドの計算期間、27行目がシフト期間です。

26行目  extern int BandsPeriod=20; //バンドの計算期間
27行目  extern int Shift=0; //バンドをシフトする期間

 ここでは、初期値としてそれぞれ20期間とシフトしない(期間0)を設定していますが、行頭のexternは変数(あとからパラメータを変更可能な数字)であることを示しています。これはカスタム指標の「パラメータの入力」タブで確認できます。

ちなみに、パラメータが整数であればintを、小数点が付く実数であればdoubleをexternの後に示し、その後に「パラメータの入力」タブで変数欄に表示される変数名と初期値を=イコール)でつなぎます。

 

(2)指標名とバッファを指定

30行目 string indName=HiLoBands_mod; //表示する指標名

カスタム指標の「バージョン情報」で表示されるカスタム指標名を決めます。引用符の間の青緑色の文字の部分がカスタム指標名です。

31行目 double ExtMapBuffer0[]; //ライン1のバッファ宣言

バッファというのはプログラムで一時的にデータを記憶させる場所のことです。

前回19行目の#propertyでカスタム指標に3本の線を表示すると決めましたので、その3本の線の計算データを入れておく場所を3つ用意してあげます。31行目を見るとExtMapBuffer0[]とありますが、1本目は0、2本目は1、3本目は2と最初の数字は0から始めます。32~33行目を見るとわかりますね。

仮に線が4本であれば19行目で4として、33行目の後にdouble ExtMapBuffer3[];という行を追加してあげればよいわけです。この後にも同じように0,1,2という番号を振った行が出てきますが、そこでも同じように「3」の行を追加してあげることになります。「//以下同じように増やしていく」というコメントがあるのでわかりますね。

36行目 int FixZeroD=0; //変更しないこと

後半の指標表示の前段階で変数として使っているのですが、ここは変更せずにおまじないと思って無視してください。

 

(3)カスタム指標の各線を初期化

39行目 int init()

カスタム指標の初期化をするよという定型文です。その初期化の範囲は40行目の{から始まって、59行目の}で終わるまでとなります。ここもおまじないです。

41行目 SetIndexStyle(0,DRAW_LINE,STYLE_SOLID,1); //ライン1の線種

41行目~43行目は各ラインの線種(線の太さとスタイル)を指定します。ここで最初に表示させる線種を決められますが、カスタム指標の「色の設定」タブで線の太さも線のスタイルも後から自由に変えられますので、ここはいじらずにそのままにしておきましょう。つまり、変える部分は0,1,2という部分だけで、他は変える必要はありません。

46行目 SetIndexBuffer(0,ExtMapBuffer0); //ライン1のバッファ

46~48行目では、31~33行目で用意したバッファを改めて初期化しています。31~33行目の本数分だけ46~48行目で初期化とだけ覚えておけば大丈夫です。同様に変える部分は0,1,2という部分だけで、他は変える必要はありません。

51行目 SetIndexShift(0,Shift); //ライン1のシフト表示

シフト表示(先行、遅行)させる場合、この部分で表示させる線の分だけ指定してあげます。同様に変える部分は0,1,2という部分だけで、他は変える必要はありません。

41行目~、46行目~、51行目~と全てセットで0,1,2となっています。またSetIndexという文字の後に、Style、Buffer、Shiftといったような定型で示してありますが、現状では細かなことは考えず、線種、バッファ、シフトを表示する準備の部分とだけ知っていれば十分です。

56行目 IndicatorDigits(MarketInfo(Symbol(),MODE_DIGITS));

カスタム指標の桁表示を通貨の桁と同じにするという意味です。おまじないです。58行目と59行目もおまじないです。

今回のまとめ

カスタム指標のパラメータの初期設定、各線を表示するための0から始まるバッファとそれに対応する設定内容が今回のポイントです。「おまじない」という言葉も多く出てきましたが、今後もこの言葉が出てきたらその行には触れないと覚えておきましょう。

MT4のソースコードは実はC言語と呼ばれるプログラミング言語の方言です。C言語にMT4操作に関係する機能を拡張したのが、MT4で使う言語MQL(MetaQuotes Language)です。

 

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【はじめてのバイトレ】③バイトレの取引ポイント動画

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FXTFのバイナリーオプション「バイトレ」初心者向け動画第三弾は前回のつづき。
さて、バイトレで注文しようとした時、まず迷うのが「どのチケットを選んだらいいか?」
わかりやすく解説しています。


右側にはHIGH↑(緑)LOW↓(赤)のチケットが表示されています。
どれをどうやって買ったらいいのでしょうか?


バイトレの取引時間は「2時間10分」です。(注文可能時間は2時間8分)


チケット価格を見ると、HIGHとLOWの値段が違います。
現在、HIGH:700円台 LOW:300円台 ペイアウト金額は一律:1000円


問題:
「なぜチケット価格が違うのでしょうか?」
ヒント:
現在レートと目標レートの位置を見てください

緑のチケット(HIGH)を購入した場合、現在レートの位置はすでに目標レートよりも上(円安)の位置にあるため、判定時刻までの間にぜんぜん上昇せずにヨコヨコに推移してもOK。
たとえ下落しても、目標レート(112.346円)よりも円安だったら取引が成功、かなり有利な選択だという事が分かります。


反対に、赤のチケット(LOW)を購入した場合、現在レートよりも目標レートがかなり下(円高)に設定されているため、判定時刻までにここまで下落しないとアウト。
絶対に価格が下がらないとダメな位置にあります。


<安いチケットを購入した場合>
・成功確率:低い
・利益:大きい


<高いチケットを購入した場合>
・成功確率:高い
・利益:少ない


最後にチケットの購入方法について簡単に説明しました。

以上の流れを踏まえて、動画をご覧ください。

かんたんプログラミング(4)

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「かんたんプログラミング」と題して、誰でもカスタム指標が作成できることをゴールとして5回程度の内容で進めています。今回は4回目になります。

 

前回の復習

前回の復習ですが、カスタム指標を表示するための準備部分でした。

変えてはならない「おまじない」部分があること。外部から(後から)変えられるパラメータ、設定表示する線の数(今回は3本)に応じて準備する線種、バッファ、シフトと今後新たなカスタム指標を作る時に必要な部分ですが、これらは同じことを繰り返していくだけなので、やっているうちに慣れる部分と言えます。

「かんたんプログラミング」の学習に使うテンプレート(ソースコード)は以下からダウンロードしてください。 http://www.ascendant.jp/mt4/HLB.zip

カスタム指標の計算と表示

今回は61行目から最後(80行目)までですが、カスタム指標自体の計算とその表示を行うもっとも重要な部分となります。まずは、該当部分のソースコードをご覧ください。

62行目でカスタム指標の計算と表示をする部分であることを示し、その範囲は63行目のカッコから始まり、80行目で終わることを示しています。今回はおまじない部分が多いです。

まず、62行目から69行目まではカスタム指標を表示する部分のおまじないなので触れないでください。また最後の79・80行目も終わりの合図のおまじないで同様に触れないでください。となると、カスタム指標の計算は残り71~78行目の部分となります。今回はここを重点的に見て行きます。

while(i>=0) //各ラインの計算
{
ExtMapBuffer0[i]=High[Highest(Symbol(),0,MODE_HIGH,BandsPeriod,i+1)]; //ライン1
ExtMapBuffer1[i]=Low[Lowest(Symbol(),0,MODE_LOW,BandsPeriod,i+1)]; //ライン2
ExtMapBuffer2[i]=(ExtMapBuffer0[i]+ExtMapBuffer1[i])/2; //ライン3

//以下同じように増やしていく
i–;
}

まず、この部分はwhile構文というもので、カッコ内(72行目の{から、78行目の}まで)の作業をi(回数)が0以上の間続けるということを指示しています。つまり、71・72行目と77・78行目もおまじないとなりますので、見るべきは73~75行の3行となります。これら3行が今回のカスタム指標の3本のラインを計算している部分です。

逆に今回に至るまでのほぼ全ての部分は準備のための部分ですから、毎回それほど変更はありませんが、この3行(あるいは線の数に応じた行数)は毎回、表示するための内容に書き換える必要があるわけです。しかし、心配は要りません。MT4には予め便利な指標用の関数が準備されていますので、それらを流用しながら記述すればよいのです。

各ラインの計算

それでは、順番に見て行きましょう。

73行目(1本目の線)
ExtMapBuffer0[i]=High[Highest(Symbol(),0,MODE_HIGH,BandsPeriod,i+1)];

ExtMapBuffer0[i]はライン1ですよということを示し、右辺にそのライン1の計算内容が示されています。

右辺High[Highest(Symbol(),0,MODE_HIGH,BandsPeriod,i+1)]を順に見て行きましょう。

まず、カッコの中からですが、1つ目のSymbol()はチャートに表示されている通貨ペア,2つ目の0はチャートに表示されている時間枠を示しますので、これら2つはおまじないと考えてください。

そして、Highは高値を計算する関数で、Highestは最高値を計算する関数です。つまり、Highest Highと呼ばれる最も高い高値(最高値)をHigh[Highestという部分で指示し、それに対応する4本値は高値ですから、カッコの中3つ目の部分で高値(MODE_HIGH)を指定し、4つ目の遡る期間はBandsPeriodという名前で26行目で既に初期値を20としています。最後のi+1はシフトさせる期間ですが、初期値を+1として直近のLIVEのバーを無視する設定としています。

文字で書くとややこしい感じがしますが、
High[Highest(Symbol(),0,MODE_HIGH,BandsPeriod,i+1)]
という部分全体で最高値を表示する行であると、これは暗記すべき内容に該当します。もちろん暗記というよりは使い方をどこかにメモしておく程度で十分です。

74行目(2本目の線)
ExtMapBuffer1[i]=Low[Lowest(Symbol(),0,MODE_LOW,BandsPeriod,i+1)];

この行は73行目から類推できますね。
Low[Lowest(Symbol(),0,MODE_LOW,BandsPeriod,i+1)]
という部分で最安値を表示する行として暗記です。

75行目(3本目の線)
ExtMapBuffer2[i]=(ExtMapBuffer0[i]+ExtMapBuffer1[i])/2;

この行はHiLoバンドの高値のラインと安値のラインの中間値であるミッドラインを表示するための計算です。このように指標の計算結果どうしを計算することも可能です。

良く見るとわかりますが、右辺は1本目の線の左辺ExtMapBuffer0[i]と2本目の線の左辺ExtMapBuffer1[i]を足して、それをカッコで囲み最後に2で割っています。四則演算で使う記号はエクセルと同じで掛け算は*(アスタリスク)、割り算は/(スラッシュ)で表示します。そして、3行とも行の最後に;(セミコロン)を忘れずに。

これで、HiLoバンドのカスタム指標が完成です。次回は、この3行部分を色々と変えることで、別のカスタム指標を表示する具体例をいくつか紹介しましょう。

今回のまとめ

カスタム指標の最も重要な部分は、わずか数行(HiLoバンドでは3行)の計算部分であって、この部分はMT4が関数として予め用意していること、そして、計算結果どうしを計算することも可能なこと、今回は非常に簡単ですが暗記(メモに取っておく)部分という説明でした。

これで全体を見渡しましたので、次回はささっと別のカスタム指標を作ってみましょう。

◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。

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かんたんプログラミング(5)

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前回で「かんたんプログラミング」講座は終わりましたが、前回の計算部分こそが最重要部分でここさえ使いこなせれば、ちょっとしたカスタム指標は自分で簡単に作ることが出来るはずです。

 

テンプレートから次のステップへ

そこで、今回はこのテンプレートとMT4に標準搭載されているテクニカル指標関数を用いて、新たなテクニカル指標を作ることに挑戦してみましょう。テンプレート(ソースコード)はこれまでと同じものを使いますので、以下からダウンロードしてください。http://www.ascendant.jp/mt4/HLB.zip

ボリンジャーバンド派生指標「%b」の作成

今回はテンプレートを使い部分的変更を加えることで新たな指標を作成します。作成する指標はボリンジャーバンドの派生指標である%bです。

計算方法は、ストキャスティクスの計算式にボリンジャーバンドをあてはめたものです。 ここでストキャスティクスの計算式は、

(終値-最安値)÷(最高値-最安値)

となりますので、ここにボリンジャーバンドの各値をあてはめると

(終値-上部バンド)÷(上部バンド-下部バンド)

となります。

百聞は一見に如かずということで、ドル円日足チャートに20日のボリンジャーバンド、そしてその%bを表示したチャートをご覧ください。
サブチャートに、ストキャスティクスのような動きをしている指標が表示されていることがわかります。これを作ります。

指標の見方としては、ひとことで言うとストキャスティクスの1本のラインの場合と同じような見方をしますが、%b自体は、終値がボリンジャーバンドのどこに位置しているのかを示す指標ですから、終値がバンド上部に重なる場合が1、終値がバンド株に重なる場合が0となり、バンドを超える場合には1以上も0以下もある指標です。

iBands関数

MT4には標準でテクニカル指標の関数が備わっていると書きましたが、これらの関数は「i」に指標の略称が付された関数となっています。移動平均であればiMA、RSIであればiRSIといった具合です。そして、それぞれの関数ごとに指定するパラメータが決まっています。iBandsを見てみましょう。

iBands(NULL,0,期間,標準偏差,0,適用価格,適用バンド,i)

日本語で書いた部分は、今回決めなくてはいけないパラメータで、それ以外はとりあえず、このままにしておきましょう。左から順番に説明すると以下のようになります。

NULL

通貨ペア。NULLでチャート表示の通貨ペア(通常変更しない)

0      

時間枠。0でチャート表示の時間枠(通常変更しない)

期間   

ボリンジャーバンドの計算期間(通常20)

標準偏差

ボリンジャーバンドの標準偏差(通常2)

0   

ボリンジャーバンドを右側にシフトする本数(今回は変更しない)

適用価格

終値は0、始値は1、高値は2.安値は3(通常0)

適用バンド

上側=MODE_UPPER、下側=MODE_LOWER

0  

移動平均の計算位置(0は最新のバー)

上記のパラメータを見ながら、後半の計算式を書くことになりますが、全体を見渡すために修正を加えたコードをご覧ください。変更箇所にラインマーカーを引いてあります。

テンプレートの変更

まず、テンプレートを開いて別名保存します。今回はPercent-bとします。
まずコメント行(//)が非常に増えていますが、これは今回のラインが1本しか無いため、2本目、3本目に相当する行をすべてコメント行としたためです。これらの行を除いて変更した行を見て行きます。

2行目

指標名です(コメント行)

15・16行目

メインチャートからサブチャートに切り替えました

19行目

使用するラインを1本と指定しました

27行目

これまでの変数を標準偏差(BandsDeviations)に変更。 変数が整数でなく小数を使えるように doubleで宣言。 (変数が整数ならint、小数点以下もある場合はdoubleと覚える)

30行目

指標名

73行目

今回の最重要行です。 1行で表示できていませんが、以下のように書かれています。

ExtMapBuffer0[i]=(Close[i]iBands(NULL,0,BandsPeriod,BandsDeviations,0,PRICE_CLOSE,MODE_LOWER,i))/(0.0000000000001+(iBands(NULL,0,BandsPeriod,BandsDeviations,0,PRICE_CLOSE,MODE_UPPER,i)iBands(NULL,0,BandsPeriod,BandsDeviations,0,PRICE_CLOSE,MODE_LOWER,i)));

左辺は今までと同じですが右辺が、先ほど紹介したiBandsのパラメータを使って書かれています。

いまいちど%bの計算式を色付きで書きます。

終値上部バンド)÷(上部バンド下部バンド

上の長~い式と同じ色で書いてありますのでわかりますね。黒の部分は記号部分です。

また割り算の分母部分に限りなくゼロに近い0.0000000000001を掛けてありますが、これは万が一の「ゼロ割り」によるエラーを防ぐ処理です。
どうでしょうか。これまでのテンプレートから少し変えるだけで全く異なるカスタム指標が作成できたと思います。是非、活用していただければ幸いです。

◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。

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FXTF – Fibo_Pivot

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前回まで「かんたんプログラミング」と題してカスタム指標の作り方講座を進めてきました。こうしたテーマに対する興味の有無は両極端であると思いますので、今回はテクニカル指標へとテーマを変え、MT4で使えるカスタム指標の中からFXTF – Fibo_Pivotを取り上げて、その使い方の応用編を説明したいと思います。
このカスタム指標の基本的な説明はFXTFのウェブに用意されています。まず、そちらをお読みいただき概要を理解した上で今回の説明をお読みいただくことをおすすめします。
https://www.fxtrade.co.jp/page-259392

FXTF – Fibo_Pivot

FXTF MT4には「FXTF – 」から始まるカスタム指標が標準で20種類(2017年12月現在)搭載されていますが、FXTF – Fibo_Pivotはザラバのチャートにピボットレートをかなり自由な設定で表示できるツールです。
今更ピボットの計算方法がどうのといった話は省きますが、よく使われるピボットには本来の「ワイルダーのピボット」とそれを改良した「フィボナッチピボット」の2種類があります。私は後者のフィボナッチピボットを使いますが、それは本日説明する応用編で使い勝手がいいという理由からです。
簡単に言うとワイルダーのピボットは、各水準が等間隔では無いのですが、フィボナッチピボットでは各水準を等間隔にしてある点だけが違いです。FXTF – Fibo_Pivotではどちらのタイプのピボットも使えます(ClassicとFibonacciの選択)し、各水準の表示をするかしないか(trueかfalse)も出来ます。
本日説明に使う設定画面は以下のようになっていますが、Calculation ModeがFibonacciになっていれば各水準の表示の有無や色はそのままでも構いません(変更箇所を赤い四角で囲んでありますが、Pivotの水準を見やすくするためMagentaピンクに変え、使わないS2, S4, R2, R4をfalseと非表示にしてあります)。

ドル円1時間足にこの設定のFXTF – Fibo_Pivotを表示してみましょう。

Fibo_Pivotの見方

まず、代表的なFibo_Pivotの見方(=売買手法)を紹介します。もちろんこれ以外にも手法は存在しますが、今回は他の手法はいったん忘れてください。
ピボットを用いた売買手法はもともとデイトレに向いた手法で逆張りが基本です。つまり、上がったところで売り下がったら買う、下がったところで買い上がったら売る、となります。今回はわかりやすく、以下のルールに限定します。
売り=「R1で売りPivotで買う」
買い=「S1で買いPivotで売る」


ラインマーカーを引いてある日をご覧ください。これは売りの日で「R1(黄色のラインマーカーのローソク足)で売りPivot(水色のラインマーカー)で買う」という流れを示しています。
しかし、常にこの方法でやってもうまく行きません。その前の日を見ていただくとわかりますが、R1で売ってもほぼ終日R1よりも上で推移しているため、仕切りのルールが適用できません。そこで、もうひとつ条件を付け加えます。
「一定の条件を満たした時のみ」、「R1で売りPivotで買う」、「S1で買いPivotで売る」とします。

一定の条件とは

一定の条件とは売買を行った後に、仕切り(利食い)が付く可能性が高いという条件です。 この条件の説明前に以下の図をご覧ください。

 

 

↑ゾーン6

R3

= = =

 

ゾーン5

R1

= = =

 

ゾーン4

Pivot

= = =

 

ゾーン3

S1

= = =

 

ゾーン2

S3

= = =

 

↓ゾーン1

 

この図は、各水準の間をゾーンと称しています。Pivotより上R1までがゾーン4、R1からR3までがゾーン5、R3から上は全てゾーン6です。Pivotから下も同様にS1までがゾーン3、S1からS3までがゾーン2、S3から下は全てゾーン1です。
そして、前日の終値(クローズ)がその日のピボットのどの水準で引けたのか、をクローズゾーン(C)と呼び、当日の始値がその日のピボットのどの水準で始まったのかをオープンゾーン(O)と呼び、それぞれ6通りの36通りの組み合わせを考えます。ただ、FXは24時間取引ですから週初にギャップアップ、ギャップダウンが無ければオープンゾーン(O)は3か4に限定されます。つまりクローズゾーン(C)とオープンゾーン(O)の組み合わせは6×2=12パターンです。
そして、過去10年間のクローズゾーン(C)とオープンゾーン(O)の組み合わせから、エントリー後に75%以上の確率でPivotで仕切れる(利食える)パターンを見つけ出したのが以下の表です。「y」のしるしが付いているところが75%以上の確率を示していますが、特にラインマーカーを引いた3行は全通貨ペアに共通な高確率な組み合わせです。「C3-O3」、「C4-O3」、「C5-O3」の3パターンだけ暗記しておくのもよいと思います。

これで、「一定の条件」が何なのかはお分かりいただけたと思います。この条件(「C3-O3」、「C4-O3」、「C5-O3」)の時に、「R1で売りPivotで買う」、「S1で買いPivotで売る」と効果的なデイトレを行うことが可能です。それでも、残りの25%はワークしないわけですから、他の手法を組み合わせる等の工夫をしていただくと良いと思います。
*上記3表は「転載を一切認めておりません」のでご了承ください。

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FXTF – Fibo_Pivot(2)

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前回はFXTF MT4に標準装備されているカスタム指標からFXTF – Fibo_Pivotを紹介しつつ、同指標を使ったトレード手法として確率のエッジを効かせた売買を紹介しました。 今一度簡単にまとめておくと「ピボットへの到達確率が75%以上の時」、「R1で売りPivotで買う」、「S1で買いPivotで売る」という売買です。

前回のピボットトレードを検証

今回はこの手法が実際にワークするのかどうか、以下の設定のEAで直近2年間におけるパフォーマンスを検証しました。

(1)前回の表において「y」(=到達確率が75%以上)の条件で寄り付いた

(2)始値>ピボットの場合、IFO注文でR1で売り、Pivotで利食い、R3でストップ、 もしエントリー前に、取引レート<=ピボットの場合、注文取消し ポジションが無いままでNY終値10分前となった場合、注文取消し ポジションを持ったままの場合はNY終値10分前に成り行き決済

(3)始値<ピボットの場合、IFO注文でS1で買い、Pivotで利食い、S3でストップ、 もしエントリー前に、取引レート>=ピボットの場合、注文取消し ポジションが無いままでNY終値10分前となった場合、注文取消し ポジションを持ったままの場合はNY終値10分前に成り行き決済
上記のように、(1)が前提条件、(2)が売りエントリーとその後の処理、(3)が買いエントリーとその後の処理となります。

検証結果

まず、上記のEAで以下のようなセッティング(ドル円の例)をしました。


EAの設計上、「期間」はDailyですが「モデル」は全ティックです。期間は2015/12/23~2017/12/23の2年間としました。

結果タブは以下のようになっています。いくつかの経過を見てみましょう。


ドル円では「y」が「C2~C5&O3」もしくは「C2~C4&O4」の7通りとなります。

つまり、「C2~C5&O3」の時にS1で買い注文を入れ、Pivotで利食い、S3でストップ、そしてエントリーしなかった場合はNY引け10分前に取り消し、ポジションを持ったままの場合は成り行き決済です。同様に、「C2~C4&O4」の時にR1で売り注文を入れ、Pivotで利食い、R3でストップ、そしてエントリーしなかった場合はNY引け10分前に取り消し、ポジションを持ったままの場合は成り行き決済となります。

注文番号1はエントリーしなかったのでNY引け10分前に取り消しの例(delete)、注文番号7はR1で売り注文を入れPivotで利食いの例(t/p)、注文番号12はS1で買い注文を入れS3でストップの例(s/l)、注文番号36はR1で売り注文を入れNY引け10分前に成り行き決済の例(close)となっています。各パターンはおわかりいただけましたね。

そして、その損益曲線は以下のようになりました。

今後の課題

前回の説明からイメージでは収益が積み上がりそうなのですが、実際の結果はほぼ2年間でプラマイゼロとなりました。最大の原因として考えられるのは以下のような道中を辿ったケースです。

ピボットよりも下で始まったケースの場合、S1で買いエントリーしたところS3でストップがついたものの、その後ピボットまで上昇したような場合、これも過去の経過としては75%以上のパターンに含まれるためです。確率計算のベースを変え、こうしたケースを含まないようにするか、あるいはベースはそのままで利食いとストップの値幅を変えるか、どちらかになるとは思いますが、課題も多そうです。

ただ、裁量取引において併用するアイディアとしては十分に使える手法だと思いますので、是非皆さん自身で検討してみてください。

今年も一年間ありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願い致します。 よい年をお迎えください。

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FXTF鶴泰治社長がデューカスコピーTVに出演

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FXトレード・フィナンシャルの鶴泰治氏がスイスに本社のあるFX会社デューカスコピージャパンの取材を受けました。


取材場所:FXTF

 

世界三大市場でチーフディーラーを務めた鶴氏がどのように国内のFX会社(FXトレード・フィナンシャル)の社長になったのか?
現場のトップディーラーから経営者へ、華麗なる転身のコツに迫ります。

 

FX個人投資家の皆様へも貴重なアドバイスがあります。

 

また、鶴氏のプライベート:極真空手について
始めたきっかけと「礼節を重んじる」押忍の精神について
経済学者:ピーター・ドラッガー氏の言葉も紹介されています。

 

最後に、仮想通貨取引について、
FXTFは昨年関連会社として仮想通貨取引業者「ビットトレード」を設立しています。
ビットトレード(Bittrade)

話題性の高いビットコインをはじめとする、仮想通貨の取引を
多くの投資家の皆様にも行っていただきたい、とお話されていました。

 

詳しくは本編のデューカスコピーTVをご覧下さい。

 

FXTF – CCI_signal

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本年最初のブログとなります。年明け2週に入りましたが、本年もよろしくお願い致します

 

 

FXTF – CCI_signalとは

前回もFXTF MT4に装備されているカスタム指標の使い方について説明しましたが、今回もFXTF – CCI_signalを例にオシレータ系テクニカル指標に広く使えるテクニックを紹介します。
まず、FXTF – CCI_signalを簡単に説明すると、6期間と14期間の2本のCCIを表示し、さらに14期間のCCIをヒストグラム表示したものです。例としてドル円の15分足にFXTF – CCI_signalを表示したチャートをご覧ください。 配色はデフォルトのままですが、オレンジ色の細い線が6期間CCI、青緑色の太い線が14期間CCIです。特徴的なのが14期間CCIに引いてあるヒストグラムで、緑が買い、赤が売り、グレーが中立を示します。基本的な考え方としては14期間CCIが0ラインを超え同じ側(プラス側、もしくはマイナス側)で6期間連続した時にプラス側なら緑、マイナス側なら赤となっています。

これだけで勝てるほどマーケットは簡単ではありませんが、「緑に転じた時に上昇トレンドを確認」、「赤に転じた時に下降トレンドを確認」、「グレーになったら様子見」という考え方で他のテクニカル指標と併用するとトレンドの確認をしやすくなると思います。

FXTF – CCI_signalの基本的な使い方はここまでにしておいて、FXTF – CCI_signalのベースとなっている考え方は、Ken Wood(ケン・ウッド)というトレーダーが開発したCCIの見方です。同氏のCCIの見方にはCCIに限らず他のテクニカル指標にも応用が利くものが多く、私が個人的に使い勝手がいいと思っている見方にZLR(Zero Line Reject、ゼロ・ライン・リジェクト)があります。

ZLR(ゼロ・ライン・リジェクト)とは

以下、文中すべてZLRと記すことにしますが、ZLRは言葉通りCCIが0ラインではね返される挙動のことを示します。

先ほどのチャートの左端の部分をもう一度ご覧ください。

青の点線を付けたローソク足のCCIをご覧ください。オレンジ色の6期間CCIがマイナスから0ラインを超えプラス側に行き、その直後に再びマイナス側へと戻しています。一方で、その時の青緑色の14期間CCIは常にマイナス側で推移しています。

このように、6期間CCIが0ラインを横切るか、かなり近づく動きとなった時に、14期間CCIは0ラインを横切らない挙動のことをZLRと呼びます。他にも2つほど例をあげてみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左の例は2回続けて売りのパターン、右の例は買いのパターンです。つまりZLRは下降トレンド(ヒストグラムが赤)の時の戻り売りと、上昇トレンド(ヒストグラムが緑)の時の押し目買いを示すポイントとなっています。

トレンドが続いているタイミングがわからないという初心者の方にはおすすめできるテクニックと言えるでしょう。

他のオシレータでも有効な見方

このZLRはFXTF – CCI_signalでもっとも見やすく使いやすいテクニックではありますが、他のテクニカル指標でも有効です。

MT4ではひとつのサブチャートに複数の指標を表示できますので、2本のRSI(3期間と8期間)をドル円の1時間足に表示してみます。この時に、以前説明した上限と下限の設定を必ず0と100に合わせてください。

黄緑の点線で示した位置は、どちらも8期間RSIが50より上に位置していて、その時の3期間RSIは50を割り込んで再び戻す、押し目買いのパターンを示しています。長期のテクニカル指標の動きが鈍い場合にはタイミングを逸することも考えられます。その場合は、長期のテクニカル指標がもとに戻るまでは待たず、方向を転換した時(この例では下向きから上向きに)を押し目買いと考えるとよいでしょう。

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スクリプト・PeriodConverter

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今回はMT4に標準で用意されているスクリプトからPeriodConverterを紹介します。

 

 

スクリプトとは

スクリプトとはEAとほぼ同じものですが、EAが繰り返し実行されるプログラムであるのに対して、スクリプトは1回限り実行されるプログラムです。つまり、左側のナビゲータペインからスクリプトをチャート上にドラッグ&ドロップするとその時だけ実行される仕組みです。

このスクリプトの中で標準で用意されているPeriodConverterがありますが、これはMT4に無い時間足のチャートを表示するためのスクリプトで非常に便利なものです。例えば分足の場合、1分(M1)、5分(M5)、15分(M15)、30分(M30)はありますが、10分(M10)とか20分(M20)というものは存在しません。また時間足の場合、1時間(H1)、4時間(H4)はありますが、8時間(H8)というものは存在していないわけです。

PeriodConverterとは

MT4には無いけれど、10分足や8時間足を使いたいというユーザーも当然います。そこでMT4ではそうしたチャートを表示させるためのツールとしてPeriodConverterというスクリプトが用意されているのです。

PeriodConverterの仕組みは簡単で、M1を束ねて複数の分足を作成したり、H1を束ねて複数の時間足を作成したりするものです。つまり分足と時間足の整数倍の足を作成してくれます。ここでは例として10分足(M10)と8時間足(H8)を作成してみましょう。

準備するのは1分足(M1)と1時間足(H1)です。1分足の上にPeriodConverterをドラッグ&ドロップします。するとパラメータ入力を促されますので、10分足ならば次のように10を入力します。

8時間足であれば、同様に1時間足の上にドラッグ&ドロップしたPeriodConverterのパラメータを8とすればよいわけです。

このままではチャートには何も変化は起こりません。しかし、MT4の裏側では着実に10分足と8時間足が作成されています。その表示方法は以下のようにします。

オフラインチャート

MT4にはオフラインチャートという機能がファイルメニューの下にあり、これこそがPeriodConverterと組み合わせて標準に無い分足や時間足を作成するものなのです。


このオフラインチャートを開いてみましょう。

すると、普段見慣れた各種チャートの中に先ほど作成したM10とH8という2つのチャートが入っていることが確認できます。

M10を選択して開くボタンを押してみましょう。するとM10のチャートがちゃんと表示されますし、リアルタイムでレートも更新されていることが確認できます。

H8を開けば同様に8時間足も表示できます。上のタブに作成した2つの標準には無いチャートが表示されていることが確認できます。

オフラインチャートの注意点

オフラインチャートを使う際の注意点は主に以下の3点です。

・必ずM1かH1の整数倍のチャート時間としてください。
・テクニカル指標は通常のチャート同様に表示可能です。
・EAを動作させることは出来ません。

非常に便利な機能ですから是非皆さんもお試しください。

◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。

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チャート機能を使い倒すコツ⑤

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こちらのブログでも「チャート機能を使い倒すコツ」と題したテーマで、これまで4回ほど書いてきました。

チャートを使い倒すコツ①
チャートを使い倒すコツ②
チャートを使い倒すコツ③
チャートを使い倒すコツ④

チャート機能を使い倒すコツ①

特に①ではチャートを見やすくするコツとして、テクニカル指標等チャート上に表示する色を透明(None)にするといいといった話をさせていただきました。これなどは、チャート上に表示する際の盲点とも言えるもので、白背景に白とか、黒背景に黒といった発想の延長上にあるものです。

また、移動平均線のパラメータを1とすることで、あえて計算させないことで終値の折れ線グラフとして、複数の遅行スパンを表示する方法を紹介しました。これなども1期間移動平均線は終値そのものであるという盲点ですね。

Momentum2

パラメータ1のもうひとつの使い方は超短期の扱いで1本前の足との比較をする場合があります。

MT4には標準でMomentumというテクニカル指標がありますが、これは一定期間前の価格と現在の価格を比較して100を中心に5%上がっていれば105、5%下がっていれば95と表示するタイプの指標です。NYダウが続落していますので、NYダウ日足を使ってMomentumでパラメータを1としたチャートをご覧ください。

昨日でしたら94.6293ですから、100から引けば5.3707となり、CFDベースでのNYダウは終値比(25453-24086=1367)で5.37%下げた(1367÷25453=0.0537)のだなということがわかります。

ただ、どうせなら数字そのもので出したいと思うのが普通です。

幸い皆さんは5回にわたる「かんたんプログラミング」でちょっとしたテクニカル指標の修正程度ならばわかるようになっているはずですから、MomentumをベースにMomentum2を作ってしまえばよいわけです。

標準装備のMomentumを開いてみましょう。計算部分は74行目です。

ExtMomBuffer[i]=close[i]*100/close[i-InpMomPeriod];

とあります。終値に100を掛けて一定期間前の終値で割っているだけです。 これを以下のようにしてみましょう。

ExtMomBuffer[i]=(close[i]*100/close[i-InpMomPeriod])-100;

上記値から100を引いただけですが、これで単純に何%上がったか、下がったかを示すカスタム指標になります。ファイル名をMomentum2として保存、コンパイルすれば完成です。かんたんプログラミングより更にかんたんな作業です。

表示してみます。パラメータを1として、0ラインを合わせて表示しましたので、実際の前日比の変動率がわかりますし、一定期間前との比較もわかりやすくなりそうです。

今回は100を引いてあげるという単純な式の変更で違った視点で見ることが出来る例を紹介しましたが。結構単純な四則演算をしてあげるだけで便利なカスタム指標が出来ると思いますので、常にそんなことも考えながらチャートを見ていただくと良いと思います。

ダウの今回の下げ

最後におまけの豆知識となりますが、今回のダウはザラバで1500ドル超の下げとなり、史上最大の下げ幅ということばかりが話題となっていますが、ざっくりと25000ドルに対しての1500ドルですから最大瞬間風速で6%程度、終値ベースでは5%にもなりません。金曜(2018/2/2)と月曜(2018/2/5)の両日を合わせても約2000ドル、26000ドルに対して7.7%です。

過去の大暴落と言われるそれほど驚くような下げ幅(率)ではありません。リーマンショック当時は今回程度の下げは毎週のように見ていましたし、史上最大の下げ幅(率)となったブラックマンデーでは一日で22.6%も下げたことを考えると、今回の調整はまだ続くかもしれないと、警戒心をもって臨んだ方がよいかもしれません。

◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。

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ヒストリーセンターの応用

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MT4は過去のチャートデータのエクスポートやインポートが可能です。

 

 

ヒストリーセンターとは

MT4のメニューから「ツール」→「ヒストリーセンター」と進むことで、MT4のチャートで利用している時系列データをエクスポートしたり、時系列データに不足しているデータをインポートしたりすることが出来ます。

最近FXTF MT4で見ることが出来るビットコインを例にヒストリーセンターの使い方を見て行きましょう。まずは、ヒストリーセンターの画面を開いてみましょう。



左側に通貨ペアと、チャートの時間(M1~MN)が、右側にそれぞれの時系列データが表示されています。下にあるのがデータを補充するための「ダウンロード」、そして時系列データを直接操作するための各種機能が備わっています。


通常はデータを補充する時には「ダウンロード」を用いますが、新たに追加されたビットコインなどでは、データを現段階では1月13日までしか遡ることが出来ません。このような時には「インポート」を使うことで自分の用意した時系列データで補完することが可能です。

MT4のデータ形式

MT4でインポート機能を使うにはMT4のヒストリーセンターで使われているデータ形式に合わせてあげる必要がありますので、いったんエクスポートしてどのようなデータ形式になっているのかを確認してみましょう。
エクスポートしたファイルはCSV形式なのでエクセルで開くと以下のようになっていることが確認できます。




左から年月日、時刻、始値、高値、安値、終値、出来高とヒストリーセンターの順にデータがエクスポートされていることがわかります。癖があるのが年月日でyyyy.mm.ddとそれぞれの間がピリオドで区切られていますので、それに合わせたデータを準備することとなります。


このあたりはエクセルにおける文字列操作の話なので、ここでは触れませんが、LEFT, MID, RIGHT, TEXT, VALUE, CONCATENATEあたりの関数の使い方がわかれば、どのようなデータからでもMT4にインポート可能なCSVファイルは作成することが出来るでしょう。


そして、補充されたデータをインポートする画面は以下のようになっていますので、ここで正しく表示されていれば問題ありません。



上図は、ビットコインドルをインポートした例です。

無いチャートも出せる

ビットコインドル?と思われた方もいるでしょうから補足すると、実はMT4では無いチャートもこの機能を使うことで表示することが出来るようになります。

そのためには代替する通貨ペア(自分が使わないと確信を持てる)を決めないといけませんが、自分が用意した(例えばビットコインドル)のデータを、別の通貨ペアに読み込ませれば問題無く表示できます。その場合は、チャート表示の「更新と自動スクロール」をオフにしておくことになります。

ためしに、上記でインポートしたビットコインドルの過去チャートを表示させてみます。


問題無く表示されていますね。表記はBTCJPY(ビットコイン円)ですが、データはBTCUSD(ビットコインドル)なので、BTCUSD(ビットコインドル)のチャートになります。

このようにデータさえ用意できれば、MT4では無いチャートさえも表示可能となります。若干面倒ですが慣れればそれほど時間はかかりません。なお、繰り返しになりますが、絶対に自分が使わないチャートで作業することだけは守るようにしてください。

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【バイトレ】スマホ版にレンジとタッチが追加されリニューアル!

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FXTFのバイナリーオプション取引「バイトレ」のスマホ・ウエブブラウザ版がリリースされました。

◎FXTFお知らせページ➡バイトレスマホ版にレンジ・タッチ登場!(iPhone/Android対応)

 

今回のリニューアルでは、PC版に近い形でスマホ版の開発が行われたそうです。 これまでのスマホ版では上か下か?の「ラダー取引」しかできませんでしたが、 リニューアル版では「レンジ」「タッチ」も取引できるので、非常に便利ですね。

 

■バイトレ・ラダー

【ラダー取引】  

目標レートよりも上か?下か?を予測する    

 

■バイトレ・レンジ

【レンジ取引】

目標レンジの範囲内に収まるか?収まらないか?を予測する

 

■バイトレ・タッチ

【タッチ取引】 

目標レートに一度でもタッチするか?しないか?を予測する

 

■バイトレ・スマホ版の特徴 

①1000円コース、1万円コースから選べる  
②選んだレートが画面中央に表示されるようになった(取引しやすい)

 

新しくなったバイトレ・スマホ版は、ほぼPCと同じ環境で取引できます。これなら移動中でもチャンスを逃さない。

これまでのスマホユーザーの方、PC画面でしか取引しない方も、ぜひ一度試してみてください。➡バイトレ 取引システム

 

 

 

ヒストリーセンター入門

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前回は「ヒストリーセンターの応用」と題して、MT4には無いデータをMT4で表示する裏技を紹介しました。ヒストリーセンターを使われている方なら理解できる内容だと思いましたが、ヒストリーセンター自体の使い方や過去チャートを出す際のヒストリーセンターの便利な使い方を知らない人も多い様子です。
順序が逆になりますが今回は「ヒストリーセンター入門」と題して、MT4で特定通貨ペアの過去チャートの出し方と、データが不足している場合のクイック補充の方法について紹介することとします。

過去チャートの出し方

MT4ではデフォルトで最新のチャートが表示されるようになっていますので、過去チャートを出すにはメニューアイコンからチャートの自動スクロールをオフにします。



上がオン、下がオフの状態です。下のオフの状態にすると自動スクロールが停止します。

この状態でチャートの下に表示されている年月日の内、一番左端の日付をダブルクリックして YYYY.MM.DD の形式で見たい過去の日付を入れます。


ここではNZD/JPYの日足チャートに2015年1月6日と入れてエンターキー(Enter)を押します。するとたしかに日付が 6 Jan 2015と希望の日付になっていることが確認できます。


カーソルキーなどでスクロールするのと違って瞬時で飛びますので速いですね。

では、2010年1月6日と入れたらどうなるでしょうか。

データがある場合には、その日付に飛びますが無い場合には最も古いデータに飛ぶはずです。手作業で更新していなければ最古のデータは日足チャートで2011年3月前後になるかと思います。では、2010年1月のチャートを見たい場合にはどうしたらよいのでしょうか。

この時に使うのがヒストリーセンターです。

データのクイック補完

ヒストリーセンターでデータのクイック補完(特定通貨ペアの過去データを簡単にダウンロードする方法)にはヒストリーセンターを騙すのが手っ取り早いです。ここでは変動相場制に移行した1973を最も古いデータと仮定して騙します。

ヒストリーセンターに行き、NZD/JPYの日足データを開き、現時点で最も古いデータを「編集」ボタンで開いて1973年1月2日にします。以下のようになるはずです。


ここでいったん「閉じる」ボタンで閉じてチャートに戻ります。

チャートを右クリックして、出て来るメニューから「更新」を選びます。


少し待つと、取得可能な最も古いデータから現在までのデータを全て補完しに行きますので、少し待ってから(回線速度と取得データ数によるものの通常1分以内)ヒストリーセンターをもう一度開きます。


先ほどの状態と比べると、さすがに1973年まではありませんでしたが、2005年2月18日~2011年3月3日のデータが補完されていることが確認できます。

最後にラインマーカーで示した騙したデータを選択して「削除」することを忘れずに。これで、NZD/JPYでは最も古いデータとなる2005年2月18日から現在までの日足データを利用することが出来るようになりました。

チャート左下の日付をダブルクリックして 2005.02.18と入れてみましょう。ちゃんと出ることが確認できますね。

今回の内容は、誰にでも比較的簡単に操作出来るのに、意外と知らない人が多いテクニックでもあります。是非参考にしてみてください。

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